【子供向け】大丈夫、それは100%ウソだよ!突然のアダルトサイト登録画面、怖がらなくていい本当の理由

「登録完了しました」もしこの画面が出たら、まず深呼吸して。あなたは何も悪くない。

心臓がドキドキして、頭が真っ白になっているかもしれない。すごく怖いし、「どうしよう」と焦る気持ちでいっぱいだろう。でも、大丈夫。まず、一回だけ、ゆっくり息を吸って、吐いてみよう。

今、あなたのスマホやパソコンの画面に出ている「登録完了しました」「料金をお支払いください」というメッセージは、100%ウソだ。

あなたは何も登録していないし、誰かにお金を払う必要もまったくない。これは、人を怖がらせてお金をだまし取るための、昔からある「詐欺」の手口だ。

そして、一番伝えたいことがある。この画面が表示されたのは、あなたが何か悪いことをしたからではない。これは、インターネットを使っていれば、子どもから大人まで、誰にでも起こりうることだ。

実際、毎日、何千人、何万人もの人が同じ画面を見ているはず。それは、あなたが何か悪いことをしたからでも、何か特別な失敗をしたからでもない。ただ、悪い人たちが作った「ワナ」に、偶然足を踏み入れてしまっただけの話なのだ。

この画面を作る詐欺師の悪い人たちは、あなたが「悪いことをしちゃったかも」「恥ずかしい」「親に知られたら怒られる」と思って、誰にも言えなくなることを知っている。その不安や後ろめたさといった気持ちを利用して、あなたを一人ぼっちにさせて、怖がらせてお金を払わせようとしている。

だから、今感じている「恥ずかしい」という気持ちこそ、相手が一番望んでいることなのだ。あなたは、そのワナにはまる必要はまったくない。

この画面の正体は「ワンクリック詐欺」。お金を狙ったただの"おどかし"

画面に表示されているものの正体は、「ワンクリック詐欺」と呼ばれる手口だ。その名の通り、たった1回クリック(タップ)しただけで、あたかも契約が成立したかのように見せかけて、お金を請求してくる詐欺のことである。

どうしてこんな画面が出てきてしまうのだろうか。それは、あなたが何か特別な操作をしたからではない。本当にささいな、誰でもやってしまうようなことがきっかけになる。

  • ちょっと興味を引く画像や広告をタップしただけ
  • 「無料動画はこちら」という言葉に惹かれてリンクを押しただけ
  • 面白そうなゲームやアプリの紹介ページを開いただけ
  • 年齢を確認する「はい」のボタンを押しただけ

これらはすべて、インターネットを普通に使っていれば、ごく自然に行う操作だ。悪い人たちは、そうしたごく普通の場所にワナを仕掛けて、あなたがクリックするのを待っている。

そもそも、法律上、たった1回のクリックで契約が成立することはない。本当のオンラインショッピングやサービスの申し込みを思い出してみてほしい。

値段を確認する画面があり、利用規約に同意するチェックボックスがあり、支払い方法を入力する画面があり、最後に「購入を確定しますか?」という確認ボタンがあるはずだ。

法律では、事業者は利用者が申し込み内容をきちんと確認・訂正できる画面を用意することが義務付けられている。ワンクリック詐欺にはそうした手続きが一切ないため、法的に契約は無効であり、あなたには1円も支払う義務はないのだ。

絶対にやってはいけないこと・今すぐやるべきこと

パニックになると、人は正しい判断ができなくなる。だからこそ、この2つのリストだけを覚えておいてほしい。これは、あなたを守るための緊急アクションプランだ。

絶対にやってはいけない「3つの黄金ルール」

  1. 連絡しない
    画面に書かれている電話番号に電話をかけたり、メールを送ったりするのは絶対にダメだ。連絡してしまうと、詐欺師に「お、怖がっている人が本当にいたぞ」と教えてしまうことになる。そうなると、しつこい請求の電話がかかってきたり、脅しのメールがたくさん届いたりするようになる。相手の目的は、あなたを会話に引きずり込むことなのだ。
  2. 払わない
    繰り返しになるが、あなたにお金を払う義務は一切ない。もし一度でも払ってしまうと、「この子はお金を払ってくれるカモだ」と詐欺グループのリストに載ってしまい、次から次へと別の詐欺のターゲットにされてしまう危険がある。
  3. インストールしない
    「この画面を消すには、このアプリをインストールしてください」などと指示されても、絶対に従ってはいけない。それは、あなたのスマホやPCにウイルス(ワンクリックウェアと呼ばれるもの)を仕込むためのワナだ。インストールすると、個人情報を盗まれたり、スマホを乗っ取られたりする可能性がある。

今すぐやるべきこと

  • ブラウザを閉じる
    まずは落ち着いて、今使っているブラウザのタブを閉じるか、アプリを終了させよう。
  • 画面が消えない場合
    もし画面がフリーズして消せなくても、慌てる必要はない。スマホやPCを一度再起動すれば、ほとんどの場合は消える。PCの場合は、キーボードの「Ctrl」キー、「Alt」キー、「Delete」キーを同時に押してタスクマネージャーを起動し、ブラウザを強制終了させる方法もある。
  • 履歴とキャッシュを消す
    再起動した後、念のためブラウザの閲覧履歴とキャッシュを削除しておこう。これをすることで、間違ってまた同じページを開いてしまうのを防ぐことができる。やり方は簡単で、「(使っている機種名) 履歴 削除」などで検索すればすぐに見つかる。

怖い画面が出たときの緊急アクションプラン

状況やること (OK 👍)絶対にやらないこと (NG ❌)
請求画面が表示された落ち着いてブラウザを閉じる電話やメールで連絡する
画面が消えないスマホやPCを再起動する書いてあるアプリをインストールする
「IPアドレス」が表示された「ただの数字だ」と無視するお金を払う
どうしていいか分からない親や信頼できる大人に相談するひとりで抱え込む

なぜ、親に話した方がいいの?――「怒られるかも…」という不安を乗り越えて

今、あなたが一番心配なのは、「お父さんやお母さんに怒られるんじゃないか」「スマホを取り上げられちゃうんじゃないか」ということかもしれない。その気持ちは、すごくよくわかる。秘密にしておきたいと思うのは自然なことだ。

しかし、詐欺師が一番喜ぶのは、あなたが恐怖や恥ずかしさから一人で問題を抱え込んでしまうことなのだ。親に話すことには、あなたを守るための大きなメリットがある。

  • 親はあなたの一番の味方
    話せば、きっとあなたの不安を理解し、「大丈夫だよ」と一緒に問題を解決しようとしてくれる。一人で抱えていた恐怖が、話すだけで半分以下になるはずだ。
  • 技術的な手助け
    もし画面が消えない、履歴の消し方がわからないといった場合でも、大人の人は手伝ってくれる。
  • 秘密の重荷から解放される
    秘密を抱えている状態は、とてもストレスがかかる。詐欺師はそのストレスを利用してあなたを支配しようとする。話すことで、あなたはその支配から抜け出すことができるのだ。

もし、おうちの人と「変なサイトは見ない」というルールを決めていたとしても、今回のことは事故のようなものだ。あなたが意図的にルールを破ろうとしたわけではない。

インターネットには、普通に使っていても予期せぬワナがたくさんある。だから、正直に話すことは、これからもっと上手に、そして安全にネットと付き合っていくための大切な第一歩になる。

保護者も、ルールを作って子どもを守ろうとする一方で、そのルールが原因で子どもが相談しにくくなるという状況を望んではいないはずだ。

どうやって切り出せばいいか分からなければ、こんなふうに言ってみるのはどうだろう。

  • 「スマホを使っていたら、ちょっと怖い画面が出ちゃったんだけど、見てもらってもいい?」
  • 「ネットのことで困ったことが起きたんだけど、相談に乗ってほしい。」
  • 「これ、たぶん詐欺だと思うんだけど、一応、お父さん(お母さん)にも知っておいてほしくて…」

勇気を出して話せば、きっとおうちの人はあなたの強さに気づき、頼りにしてくれるはずだ。

詐欺師が使う"おどかし"のテクニック、そのウソを全部バラします!

詐欺師は、あなたをパニックにさせるために、もっともらしい「おどかし」のテクニックを使ってくる。でも、その仕組みを知ってしまえば、何も怖くない。

ウソ①:「IPアドレスで、あなたの住所は分かっています」

画面に表示される「IPアドレス」という文字列と数字の羅列を見て、「自分の個人情報がバレた!」と焦るかもしれない。しかし、これは全くのウソだ。

IPアドレスとは、インターネットに接続している機器に割り振られる、ネット上の「住所」のようなものだ。しかし、これはあなたの家の住所とは全く違う。このIPアドレスからわかるのは、せいぜいあなたが使っているインターネット会社(プロバイダ)の名前と、大まかな地域(「東京都」など)までだ。

個人の名前や住所、電話番号といった詳しい情報は、プロバイダが厳重に管理している。警察が正式な手続き(裁判所の令状など)を踏まない限り、プロバイダがその情報を詐欺師のような第三者に教えることは絶対にない。つまり、IPアドレスを見せるのは、「あなたのことは分かっているぞ」と見せかけるだけの、空っぽの脅しなのだ。

ウソ②:「あなたの写真を撮影しました」(シャッター音)

請求画面が表示されると同時に、「カシャッ!」というカメラのシャッター音が鳴ることがある。これで「顔写真を撮られた!」と不安になるかもしれないが、これも巧妙なワナだ。

この音は、ウェブサイトのプログラムが再生しているただの音響効果で、ゲームの効果音と同じだ。ウェブサイトがスマホやPCのカメラを勝手に起動することは、あなたが「カメラへのアクセスを許可しますか?」というポップアップに明確に同意しない限り、不可能だ。写真は一枚も撮られていないので安心してほしい。

ウソ③:「法的措置を取ります」「裁判になります」

「支払わない場合は、裁判を起こします」といった脅し文句もよく使われる手口だ。しかし、これもウソだ。

本当に裁判所から連絡が来る場合は、「特別送達」という特別な郵便で、裁判所の名前が入った封筒が郵便配達員から直接手渡しで届けられる。ウェブサイトの画面に表示されるだけのメッセージに、法的な効力は一切ない。

ウソ④:「警告音」や「バイブレーション」

画面表示と同時に、けたたましい警告音が鳴り響いたり、スマホが振動し続けたりすることがある。これらはあなたの注意を引き、冷静な判断力を奪うために仕組まれたただの演出だ。あなたのデバイスがウイルスに感染したわけでも、壊れたわけでもない。ただあなたを焦らせて、間違った行動(電話をかける、お金を払うなど)に誘導するためのトリックなのだ。

あなたはレベルアップした!これはネット社会を生き抜くための「ワクチン」

今日、この怖くて嫌な体験をしたことで、あなたはネット社会を生き抜くための強力な「ワクチン」を打ったのと同じだ。

一度この手口を経験し、その正体がただの"おどかし"だと知ったあなたは、もう二度と同じような詐欺に引っかかることはないだろう。この経験を通じて、あなたは昨日までの自分より、ずっと賢く、強くなったのだ。

この出来事は、あなたにとって最高のネットリテラシー(インターネット上の情報を正しく理解し、適切に判断・活用する能力)教育になったはずだ。

学校の授業で「怪しいサイトには気をつけよう」と教わるよりも、はるかにリアルで、記憶に残る学びだっただろう。この経験から、あなたはいくつかの重要なスキルを身につけた。

  • スキル1:情報を疑う力
    「公式っぽい」見た目や「法律」といった難しい言葉を使っているからといって、それが本当だとは限らないことを見抜く力がついた。
  • スキル2:感情をコントロールする力
    パニックになっても、一度立ち止まって「これは本当だろうか?」と考える冷静さを学んだ。恐怖に流されず、行動する前に考えるという大切なスキルだ。
  • スキル3:助けを求める勇気
    一人で抱え込むことが一番危険で、信頼できる人に相談することが最も賢明で勇敢な行動だと学んだ。あなたの周りには、あなたを支えるチーム(家族や専門家)がいることを知った。

この経験は、決して恥ずかしい失敗ではない。むしろ、これからの長い人生でインターネットを安全に使いこなしていくための、貴重な「免疫」を獲得した証なのだ。

ひとりじゃない。あなたの味方になってくれる相談場所リスト

もし、おうちの人に話しにくい、または話した後でもまだ不安が残る場合は、あなたの味方になってくれる専門の相談窓口がたくさんある。これらはすべて、あなたのような若者を助けるために存在している。一人で悩まず、ぜひ頼ってみてほしい。

まず、安心したいとき・専門家の意見が聞きたいとき

  • 消費者ホットライン:188(いやや!)」
    • 契約トラブルのプロである相談員が、「それは詐-欺だから大丈夫だよ」「支払う必要はないよ」と、はっきり教えてくれる場所だ。全国どこからでも電話でき、最寄りの消費生活センターにつながる。匿名での相談も可能な場合が多いが、より具体的な助言がほしい場合は状況を伝えると良い。

すごく怖かったり、しつこい脅しがある場合

  • 警察相談専用電話:「#9110」
    • 緊急の事件・事故で使う110番とは別に、生活の中での困りごとを警察に相談するための全国共通の番号だ。サイバー犯罪の専門部署につないでくれることもある。悪質な脅しに身の危険を感じるような場合は、ためらわずにここに相談しよう。匿名での相談が可能な場合もある。

まずはおうちの人以外に相談したいとき

  • キッズひまわりホットライン / 弁護士子どもSNS相談
    • 弁護士が無料で、名前を言わずに悩みを聞いてくれる窓口だ。電話だけでなく、LINEで相談できるところもあるので、電話が苦手な人でも安心して利用できる。法的な視点から「あなたは何も心配する必要はない」とアドバイスをもらえる。

もし、万が一お金を払ってしまったら

  • すぐに、おうちの人に打ち明けよう。そして、クレジットカードで支払った場合はカード会社へ、電子マネーなどで支払った場合はその運営会社へ連絡し、支払いを停止できないか依頼する。その後、警察(#9110)や消費者ホットライン(188)に被害を届け出よう。間違ってしまったとしても、あなたを責める人はいない。助けてくれる人たちが必ずいる。

最後に――この経験を未来の力に変えるために

今日、あなたはとても怖くて、不安な思いをしたはずです。でも、このレポートで伝えてきたことを、最後にもう一度だけ思い出してください。

画面に表示された請求は、すべてウソです。あなたには1円も支払う義務はなく、詐欺師の脅しに屈する必要もありません。

やるべきことはシンプルです。画面を閉じ、相手に連絡せず、相手にお金を払わない。そして、ひとりで抱え込まず、信頼できる大人に話すこと。

この経験は、恥ずかしい失敗ではありません。むしろ、これからの長いインターネット生活を安全に航海するための、大切な羅針盤を手に入れたようなものです。

今日学んだことを忘れずに、これからも賢く、そしてたくましくネットの世界を楽しんでいってください。

そして、困っている友達がいたら、このページを共有したり、内容を教えてあげて、安心させてあげてください。